サッカーと焼酎と外科医と。

サッカーと焼酎と音楽が大好きな外科医です

サッカーと焼酎と外科医と。

咳が止まらない時は何を考える?病気は?症状別に考えてみよう~咳嗽

どうもDrアビです。 今回は症状シリーズ、咳が止まらない時に考えることに関して書いていこうと思います。

 

誰もが咳は経験したことがあると思います。基本的に咳は喉~気道~肺に原因がある場合がほとんどですが、中には注意が必要な咳があります。

日常で注意が必要なのは3週間以上持続する咳と言われていますが、どのような病気が考えられるのでしょうか?

また、それ以外で注意が必要な病気は何があるのでしょうか。 

 

今回は咳が続く期間で分けて書いてみようと思います。 

 

毎回書きますが、当然ここに書いたことが全てではありません。

 

自己診断はやめて、気になるときは必ず医療機関を受診するように心がけましょう。

    

 

 

 

そもそも咳って何?

咳は肺から空気を出すために起こる強制的な反射です。医学的には咳嗽(がいそう)と呼びます。

空気は肺→気管→喉という順で空気中に排出されることになります。

通常は気道や喉にある異物や微生物、ほこりなどを排除するために起こります。

 異物の刺激があると、横隔膜などの呼吸を支える筋肉へ反射的に信号が伝わります。咳反射といいます。

咳が出るときは喉~気道~肺にかけて問題がある場合がほとんどです。

 

また、咳にはその性状から大きく2つにわけることができます。

 

湿性咳嗽

血液(血痰)を伴うものです。

気管支炎心不全などでみられる咳です。

 

乾性咳嗽

血痰を伴うわないものです。

間質性肺炎などの通常とは異なった肺炎でみられる咳です。

 

そして出現してからどれくらいの期間経過したのかで区別して考えます。

3週間以内の咳急性咳嗽3週間以上の咳慢性咳嗽と分けます。

(慢性咳嗽はさらに細かく分ける場合もありますが、ここでは割愛します)

 

したがって医学的には

「慢性の湿性咳嗽」「急性の乾性咳嗽」

なんて表記をしています。(余談ですが)

  

咳の原因となっている病気は?

 さて、ここからは咳が出現してから経過した期間でわけて考えてみたいと思います。

先ほど書いたように、咳は急性咳嗽慢性咳嗽に分けることができます。

注意が必要と言われるのは慢性咳嗽ですが、急性咳嗽にも注意する病気があります。

 

簡単にそれぞれの代表的な病気を書いていきます。

 

急性咳嗽(3週間未満)

上気道感染(風邪症候群)

鼻や喉にウイルスなどが感染することが原因で鼻水、くしゃみ、喉の痛み、咳、発熱などの症状を呈します。

通常は1週間ほどで回復します。

 

肺炎

細菌などの感染が原因の感染性肺炎と感染が原因でない非感染性肺炎があります。

感染性肺炎の原因としては細菌、ウイルス、真菌、寄生虫などがあり、非感染性肺炎の原因は誤嚥後の肺炎や薬剤に起因する肺炎、自己免疫疾患による肺炎などがあります。

症状はの他、痰、発熱、呼吸困難、胸痛、倦怠感などがあります。

  

誤嚥

 食べ物や異物が誤って気管に入ってしまうことです。誤って飲み込む誤飲とは異なります。(誤飲は食道に入ってしまうことです)

激しい咳呼吸苦の症状を引き起こします。肺炎の原因ともなり、高齢者では注意が必要です。

 

心不全

心臓の機能低下が主な原因で、身体が必要な血液を拍出できなくなる疾患群です。

心臓の働きが低下することで肺に血液がうっ滞し、肺水腫という病態を引き起こします。

肺水腫ではピンク色の痰呼吸困難感などの症状を呈します。

 

肺塞栓症

血栓などが肺の動脈に詰まることで生じる病気で、骨折や手術、がん、長期の臥床の他、不整脈などが原因で起こり得ます。

突然の胸痛(ない場合もあります)で発症し、血痰などの症状を呈します。血栓などが大きい場合は突然死の危険もあります。

  


 

 

慢性咳嗽(3週間以上)

慢性閉塞性肺疾患(COPD)

肺気腫と呼ばれていた疾患と慢性気管支炎を統合して慢性閉塞性肺疾患として総称するようになりました。

主に喫煙が原因となり肺に慢性的な炎症が起こり、回復することのない肺機能障害をきたす病気です。アレルギー素因のある男性に多いとされています。

慢性の咳の他、体動時の呼吸困難感といった症状があります。

 

喘息

主に大気汚染や喫煙、運動、ストレス、寒さ、最近、ハウスダスト、薬剤などに対するアレルギー反応が引き金となって慢性的な気道の炎症が引き起こされている状態です。

発作時の症状は咳、痰、息切れ、ひゅーひゅーという呼吸音があり、重症の場合は死に至ることもあります。

アレルギーの関与しない喘息もありますが、原因は解明されていません。

 

逆流性食道炎 

加齢などが原因で胃酸を逆流防止するための筋肉の働きが低下している場合、胃酸の逆流によって下部食道に炎症が生じることがあります。消化に負担のかかる食事喫煙でも生じます。 

一般的な症状は胸やけ上腹部痛、咽頭痛、声のかすれなどですが、睡眠中に逆流物質が気道に流れ込むことで慢性的な咳症状を呈する場合もあります。

 

肺がん

喫煙アスベストが主な原因ですが、それらと無関係のタイプの肺がんもあります。

症状は慢性的な咳食欲不振、体重減少、胸痛、血痰などがありますが、進行するまで無症状のことも多いです。 

 

結核

結核菌による病気で、空気感染で広がります。 BCGワクチンで小児期の感染はある程度予防できますが、成人結核感染の予防効果は期待できません。

初期の症状は慢性の咳、痰、倦怠感微熱で、進行に伴って血痰喀血症状を呈します。

 

薬の副作用

 ある種の薬剤は副作用として咳の症状があります。

有名なのは高血圧に対する薬剤で、ACE阻害剤といわれる種類のものです。非常にいい薬ですが、副作用として咳が出現する割合は低くありません。 

 

まとめ

どうですか?

慢性の咳では怖い病気は確かに多いですが、急性の咳でも見逃せない病気はありましたね。

 

他の症状もそうですが、特に咳を呈する病気は咳だけでは判断は難しいです。

検査の結果付随する症状などと照らし合わせて診断をすすめていく必要があります。

 

咳が続いても自己判断せずに、気になる場合は医療機関に相談するようにしましょうね。

 

それではこの辺で。 

何かありましたらいつでも是非コメントください!

それでは、また。 

 

 

胸が痛い時はこんなことを考えます!

 頭が痛い時はこちら!  

僕の自己紹介はこちらからどうぞ!

  

↓↓こちらのランキングには他の医師のブログサイトも多数登録していますよ~

にほんブログ村 病気ブログ 医者・医師へ
にほんブログ村


にほんブログ村 サッカーブログへ にほんブログ村 サッカーブログ アビスパ福岡へ にほんブログ村 酒ブログへ にほんブログ村 酒ブログ 焼酎・泡盛へ にほんブログ村 病気ブログへ にほんブログ村 病気ブログ 医者・医師へ


サッカーと焼酎と外科医と。
お問い合わせ  プライバシーポリシー

© 2019 サッカーと焼酎と外科医と。 All rights reserved.