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頭が痛い時は何を考える?病気は?症状別に考えてみよう~頭痛 後編

どうもDrアビです。 今回は前回のシリーズに続き、頭が痛い時に考えること:後編に関して書いていこうと思います。

 

前編では頭痛で大事な一次性頭痛と二次性頭痛の問診で見分けるポイントと、一次性頭痛の特徴に関して書いていきました。

 

今回は残る二次性頭痛の特徴を書いていこうと思います。

 

ただし、何度も書いていますが、当然ここに書いたことが全てではありません。

 

自己診断はやめて、気になるときは必ず医療機関を受診するように心がけましょう。

    

 

 

二次性頭痛とその特徴は?

 では、二次性頭痛に関して簡単に書いていこうと思います。

クモ膜下出血

 頭蓋内のクモ膜下腔に出血が生じた状態で、原因は外傷や脳動脈瘤の破裂がほとんどです。脳動脈瘤は高血圧が原因の主を閉めますが、他には遺伝や感染といった原因も報告されています。

 頭痛の特徴は、突然発症する、持続する強い頭痛で、金属バットやハンマーで殴られたような痛みです。嘔気や意識障害、髄膜刺激症状を伴うこともあります。 

動脈解離

 脳にある動脈(主に椎骨動脈とよばれる動脈)の壁が裂けることで頭痛を起こします。脳梗塞やクモ膜下出血を起こすことがあります。比較的若い男性(30-40歳)に発症しやすいと言われています。

 頭痛の特徴は後頭部から首にかけての強い痛みです。原因不明とされている場合もあります。 

脳内出血(視床出血・下垂体卒中など)

 主に高血圧が原因で起こる脳内の出血です。出血場所によって症状が異なりますが、頭痛はいずれでも起こる可能性はあります。出血量が多いと脳ヘルニアという命に関わる状態になることも多いです。 

側頭動脈炎

 原因はいまだに不明とされていますが、頭部にある側頭動脈とよばれる血管に疼痛が発生する病態です。

 痛みの特徴は拍動性で、食べ物を噛む際に痛んだり、発熱や視野異常、体重減少を合併したりします。 

慢性硬膜下血腫

 硬膜と脳のあいだにじわじわと血種(血の塊)がたまっている病態で、数カ月前の軽い外傷が原因のことが多いです。高齢の患者さんが多いとされています。

 痛みの特徴は徐々に強くなる痛みで、麻痺や意識障害の急な進行を伴うことも多いです。認知症に似た症状も呈します。(治療すると症状は治まることが多いです)

脳腫瘍

 頭蓋内に発生する腫瘍です。大きくなるまで症状がないことが多いです。

 症状は頭痛の他、吐き気や神経症状(視野障害、難聴、運動麻痺など)です。けいれんを誘発することもあります。

薬剤起因性頭痛

 片頭痛や緊張性頭痛の患者さんが痛みを抑える鎮痛薬(NSAIDs系やアセトアミノフェン系など)を多く使うと、時折発生する頭痛です。その他の病気に対する鎮痛薬では稀と言われています。

 痛みの特徴として、片頭痛や緊張性頭痛の特徴を持つ頭痛がほぼ毎日起床時から認められることが多いですが、強度や部位は一定しないことが多いです。原因薬物を乱用しないことが大切です。

髄膜炎

 髄膜に炎症が生じた状態です。原因としてはウイルスや細菌、真菌が多いです。

 症状は頭痛の他、頚部硬直や嘔吐、発熱、錯乱、意識障害、光・音恐怖などがあります。特徴的な皮疹を呈する場合もあります。

副鼻腔炎

 副鼻腔に炎症が生じる病態で、蓄膿症ともよばれます。原因の大部分はウイルス感染ですが、アレルギーや大気汚染も原因と言われています。

 症状としては頭痛・頭重感の他、鼻水、鼻づまり、咳や熱があります。 

急性緑内障

 眼球内の圧力が高い高眼圧性の緑内障と正常眼圧の緑内障の2種類があります。最近では眼の奥の視神経乳頭に原因があると言われているようですが、くわしくはまだ分かっていないようです。

 症状は頭痛の他、眼痛、視力低下、目のかすみ、視野異常があります。 

精神疾患による頭痛

 不眠症やうつ病などが原因でも頭痛を発症します。

 


 

 

 

おわりに

どうですか?頭痛に関して書いてきました。

前編では頭痛の区別と一次性頭痛、後編では二次性頭痛に関して簡単に説明しました。

 

頭痛は非常に一般的な症状で、よく経験することがあると思います。

病院外でできる大切なことは、

致命的な二次性頭痛に共通する、高血圧などの生活習慣をただすこと(予防)

普段の頭痛を覚えておいて、それと違う頭痛を見逃さないようにすること(早期発見)

こういったことだと思います。

 

僕たちも命に関わる頭痛を見逃さないことを心がけていますが、重要なのは発症しないこと、そしてもし発症しても速やかに医療機関を受診をできることです。

少し覚えていただければと思います。 

 

ではこの辺で。 

何かありましたらいつでも是非コメントください。

それでは、また。 

 

 

外来受診時はこんなことを注意しましょう!

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