サッカーと焼酎と外科医と。

サッカーと焼酎と音楽が大好きな外科医です

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お酒 vol.5~姶良

Drアビです!お酒ネタ第5弾。

今回のお酒は「姶良」。その製法に特徴のある、まろやかな舌触りの芋焼酎。

非常に飲みやすいこの焼酎に出会ったのは、とある焼き鳥屋でした。

 

 

姶良

  

二年間の研修医期間が終わりに差し掛かるころ、僕は自身の進む道を外科系の診療科に決めた。

 指導医たちからは、なぜだと理由を問われたこともあったし、お前ならそうだろうと妙に納得されることもあった。

だが、大変だろうねと今後の仕事をねぎらわれることも多かった。

 

実はそのころから近年に至るまで、外科医の数は減少の一途をたどっており、たびたび学会でも問題提起されていたのだ。

拘束時間が長いからだとか、給料を増やさなければならないだとか、偉い先生方が様々な妙案を出すのだが、いまだに解決されていないところを見ると、根本的な医療の差が内科と外科にあり、その差の埋めるだけの魅力を外科は示していないのだろう。

もしかすると単純に、魅力そのものが外科にはないのかもしれない。

  

しかし僕は迷うことなく外科系の診療科に決めた。僕がこのような人気のない外科系診療科を選んだのかには、いくつか理由があった。

 

まず、研修期間中に気づいたことだが、自分は比較的器用な部類に入り、外科系のローテーション中はめずらしく褒められることが多かった。

皮膚を縫ったり糸を結んだりといった、外科手技そのものも僕にとっては面白く、同期よりも上手だった。

また、外科系の医師が、きれいなカルテ・きれいなプレゼンテーション・きれいなレポートよりも、10時間でも20時間でも手術に参加できている体力だとか、積極性(勢いだけだったが)だとかを評価してくれるところも大きかった。

  

他には、勉強することが内科より少なそうだという、邪な理由もそこにはあった。

今となってはそれは全くの誤解で、決して外科医が勉強していないわけではないと自信をもって言えるのだが、勉強嫌いそうな先輩が多かったのは事実である。

内科の先生が教科書と呼んでいる厚さ10cmほどの医学書を、内科の分野の数だけそろえることは、研修医のころの僕にとって興味のないクラシック音楽のCDを集めるくらいどうでもいいことだった。

 

そして何よりも、外科の飲み会は内科より楽しかった。

いまでこそ若い人たちは上司と飲むことを避け、そして上司も無理やり飲みに連れて行くことは難しい時代となってしまったが、僕が経験した飲み会の席では、外科の先生はよく飲み、冗談も面白く、そしてよく笑っていた。

 

こういう大らかで温かい医者になりたいな。

そう思える飲み会が多かった。そして僕は外科系診療科に進むことを決めたのだ。

  

いろんなタイプの先輩医師と多く関わりあい、それなりに楽しかった研修医期間のあと、僕は選択した診療科では地域でも1、2を争うくらい忙しい病院に異動した。

もともと勤勉な方ではないし、時間があっても勉強をする人間でもないので、忙しくて体が自然と仕事・手術を覚えることができるようにと、僕自身で希望を出したのだ。

 

確かにそこでの日常は激務で、通常では考えれないくらい病院にいた。もし今そんなに働こうものなら、病院に残らせすぎだと労基所からの警告が毎月届いていただろう。だが当時はそれが当然の節があり、僕もそこまで疑問には思わなかった。

それに忙しい分、周囲のコメディカル(医療関係者)は親切にしてくれたし、僕自身も多忙でアドレナリンが出ているくらいの方が楽しく仕事ができたのだから、全くもって不満はなかった。

 

だが、相変わらず非番の日なんかには、職場の同僚を誘って意気揚々と居酒屋を目指して夜の街を歩いたものだった。

 

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そんな中、僕はある焼酎と出会った。

 

それは安さをうりにしている焼き鳥屋だったと思う。朝方の5時まで空いているという、非常に都合のいい店だった。

そこに行くのは大体2-3次会が多かった。そして乾杯の号令の時にはすでにだいぶ出来あがっており、酒の味も大して分からなくなっている状況ばかりである。

 

ある日、いつも通りふらふらになりながら僕は、見慣れない焼酎を見つけた。

「本日のおススメ」

よくある売り文句にかかれたその焼酎は、何度か見かけたことはあった。が、まだ試したことはない。

 

ふむ。どうせ酔っぱらっているのだ。大して味の違いも分からないだろうし、今日はおススメとやらを頼んでみよう。

 

そんな気持ちで大した期待もなく注文したのが、「姶良」である。

それはまろやかな味わいの中にしっかりと芋の風味の主張を残しつつ、なのにどういうわけか芋の中の苦味や雑味は取り除かれていた。

 あとで知ったのだが、さつまいもの皮を全て手作業で剥いてから製造しているらしい。

なるほど、その手間がこれだけの旨さを引き出すのか。

 

魔王のような飲みやすさに似ているが、魔王の方が比較的スッキリとした芋焼酎である。だが、こちらは口当たりのいい、まろやかな芋焼酎だ。

2ー3次会に飲んでいるのに、はっきりと分かるこの美味しさ。僕はすぐに虜になった。

 

その日以降現在に至るまで、この焼酎は値段と味を考慮して、僕の一番のお気に入りとなっている。

皆さんも是非、機会があれば試してほしい芋焼酎の一つである。

ただ唯一の欠点として、置いてある店が限られているといったところか。その分、見つけた場合は即「買い」である。

  

なお、2ー3次会で見つけたこのお酒。

シラフに戻った僕がその名前を思い出せず、5ー6回はその店に通ったのは言うまでもない。

  

 

続く。 

 

 

※注意※

僕はアル中ではありません。笑

お酒の飲みすぎは体に良くありません。適量飲酒をこころがけましょう。笑

 

 

 

文中にも出てきた魔王の紹介はこちら!

こちらの赤霧島も美味しいです!

そんなに飲んで大丈夫なの?僕の自己紹介はこちらからどうぞ!

 

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