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胸が痛い時は何を考える?病気は?症状別に考えてみよう~胸痛 前編

どうもDrアビです。 今回は胸が痛い時に考えることに関して書いていこうと思います。

 

みなさんは日常生活でふと身体の不調を自覚することはないですか?

今日はそんな身体の不調でも特に心配になる「胸痛」に関して書いていこうと思います。

 

ただし、初めに注意点を書いておきますが、当然ここに書いたことが全てではありません。

痛みのとらえ方も個人で変わってきますし、何よりもすべての人が教科書通りの症状を感じるわけではないからです。

 

自己診断はやめて、気になるときは必ず医療機関を受診するように心がけましょう。

    

 

 

胸の痛みをくわしく考えてみましょう

ひとことで胸痛といっても、まず大事なことはその痛みを知ることです。

どんなことが「痛みを知る」ということなのでしょうか。

下に例をあげてみます。

胸のどの場所が痛いのか

胸のどの場所が痛いのかは非常に大切な情報の一つです。簡単に例をあげてみますね。

胸の真ん中なのか、左寄り・右寄りなのか

胸全体が痛いのか。ピンポイントで痛いのか

表面が痛いのか、胸の奥が痛むのか

肩に抜けるような痛みなのか

痛みの場所がじわじわ変わるものなのか

痛みの場所は指し示せないが、何となく痛いのか

これらは全て「痛みの場所」に関することです。

こういった痛みの性状は、非常に重要な意味を持ちます。なぜなら、いくつかの病気にはその病気特有の部位の痛みというものがあるからです。

また、「特有の痛み」ではなくても、痛みの性状を知る事は病気の推測を手助けしてくれます。

いつから痛いのか

いつから痛むのでしょうか。その経過を知る事も大切です。

場合によっては1カ月前からだったり、1年前からだったりもすると思います。

もしくは昨夜だったり、1時間前ということもあるでしょう。

いつから痛いのかということは、痛みを伴う病気が表在化した時点を推測するのに役立ちますよ。

また、急性期の痛みなのか慢性の痛みなのかといったこともある程度判断ができます。

どのくらい痛みは継続するのか

一度痛みだしたら、どのくらいの時間継続するかという情報も非常に重要です。

四六時中の痛みかもしれませんし、一回30分程度の痛みかもしれません。

一瞬だけ感じる痛みかもしれませんね。

こちらも病気の推測に非常に役立ちます。先ほどと同様に、その病気特有の痛みの持続時間というものもあるからです。

痛みだしたきっかけはあるのか

自然と起きる痛みもあれば、何かのきっかけがある痛みもあると思います。

きっかけがある場合、それはかなり有力な診断の手掛かりです。

例えば、骨折なんかは転倒がきっかけということもあるでしょう。

くしゃみがきっかけだったり、ストレッチだったり。

こういったきっかけが明確にある場合、不必要な検査を避けるためにもしっかりと伝えていただければと思います。

どんな種類の痛みなのか

こちらはなかなか難しい質問です。痛みの種類はどうしても抽象的にならざるを得ないことが多々あるからです。

しかし、この痛みの種類も非常に重要な情報を含んでいます。

 痛みの種類を簡単にあげてみます。

ズキンという鋭い痛み

ズーンと鈍く重い痛み

ズキズキと拍動に合わせた痛み

じわじわとうずくような痛み

内部をぎゅーっと絞られるような痛み

じわっと焼けるような痛み

ビリっと電流が流れたような痛み

このように、痛みを表す表現は多々あります。

これも先ほどと同様にその病気特有の痛みの種類というものもありますので、診断の手助けになります。

痛みを引き起こすトリガー(きっかけ)はあるのか

痛みが起きてしまうきっかけなんかは、ぜひ知っておきたい痛みの性質です。

深呼吸をすると胸が痛くなったり、運動後胸が痛くなったりと、痛みのトリガーがあるようなことも少なからずあります。

また、腕を上げると胸が痛くなるというような動作に起因することもあります。

これらの情報も非常に重要です。特に再現性が高い場合はかなり信頼のおける情報と判断ができます。 

痛むときに他に症状はあるのか

痛むときに出る他の症状があれば、こちらも非常に診断の役にたちます。

例えば痛みに伴って冷や汗が出る場合もあるでしょうし、手のしびれめまいなんかも感じる場合があるかもしれません。

これは関係ないと思っても、もしも他の症状があればそれを伝えていただくと、非常に役立つことがあります。

 

これらのことを問診なんかで聞きながら、僕たちは患者さんの痛みがどのようなものなのかを考えていきます。

ここで注意が必要なのは、痛みを言葉で表すことには限界があるという事です。なので、「この痛みはこうだろう」と決めつけてしまうことが一番 してはいけないことです。


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胸付近にある臓器とその特徴を考えてみる

身体に痛みを感じる場合、多くはそこにある臓器に不調がある事が多いです。

では、胸にある臓器をあげていきましょう。

心臓とそこから出る大きな血管(大動脈)

心臓は身体の血液を循環させる働きがあります。1分間に60-80回拍動して、およそ5リットル前後の血液を身体に送っています。胸の左側と考えがちですが、胸のほぼ中央に位置しています。

大動脈とは心臓から出ている大きな動脈で、胸の上部まで上行した後、ぐるっと背側に回ってから下向します。大動脈は脳・両手足・内臓など大切な臓器の血流の源です。

肺と肺に続く空気の通り道(気管・気管支)

は血液の中の二酸化炭素を取り出して、酸素を取り込ませる働きを担っています。呼吸に伴って、風船のように膨らんだりしぼんだりを繰り返しています。心臓の横、肋骨の内側に左右1つずつ存在しています。

気管気管支は肺に繋がっている空気の通路です。喉から心臓の上まで下行した後、左右に分かれてそれぞれ左右の肺に繋がります。

肺や心臓の外側にある膜(胸膜・心膜)

胸膜心膜はそれぞれ肺、心臓を覆う膜です。肺も心臓も自然に動く臓器ですので、胸膜や心膜とは潤滑に接しています。

食道や胃、腸管

食道腸管は食物の通り道と消化・吸収といった働きがあります。

食道は喉から心臓の下まで、胃は食道の先の、いわゆるみぞおちと呼ばれるところから体の右側にかけて存在しています。胃から先が腸管と呼ばれる臓器です。

いずれも内部の表面は粘膜に覆われていて、蠕動運動と呼ばれる消化管特有の動きで食物を先へと運んでいます。

胆のうや膵臓といった他の腹腔内臓器

胆のうは肝臓で産生された消化酵素を溜めておく役割があります。右肺の下、胃の右上に位置しています。

膵臓も消化酵素を産生しますが、他にはインスリンと呼ばれるホルモン等も分泌しています。胃の裏側、背中側に位置しています。

その他の臓器としては腎臓や尿管、脾臓といった臓器も腹腔内に存在しています。ただし、胸痛を引き起こす頻度はそれほど多くありません。

肋骨や筋肉およびその周囲にある神経、皮膚、乳腺組織

肋骨筋肉神経はそれぞれ身体の維持や運動、動作、知覚に必要な臓器です。胸の周りにはこれらの臓器も密集して存在しています。肋骨以外は痛みがあったとしても、検査でなかなか分かりづらいところです。また肋骨に関しても、レントゲンを撮影してもなかなか骨折などの診断がつかないこともあります。

皮膚は基本的に全身を覆っており、外部からの刺激や細菌から身体を守る働きがあります。主に表皮とよばれる表面の角質層を含んだ層と、真皮とよばれる血管や神経を含んだ層に分けられます。

乳腺は胸の筋肉層の上と皮膚の間に位置している組織です。母乳をつくり、新生児や乳児への栄養の他、免疫の機能も与える働きがあります。

  

かなり多いですね。この中でどこに不調があるのか、僕たちは診断していくのです。

 

前編終わり

どうですか?前編では胸の痛みについて、

その痛みはどんなものかを知る事

胸にある臓器

に関して簡単に書いていきました。

こういったこと思いながら僕たちは診察していきます。そして、次にどんな病気が考えられるのかを考えていきます。

次回はその代表的な病気に関して書いていこうと思います。

 

 

ではこの辺で。 

何かありましたらいつでも是非コメントください。

それでは、また。 

 

 

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