サッカーと焼酎と外科医と。

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大学病院の教授回診ってドラマ通りなの?現役外科医がお話しします。

どうもDrアビです。 今回はドラマでもよくある光景、実際の教授回診に関して書こうと思います。

 

みなさんは教授回診といったらどのようなイメージをお持ちでしょうか?

教授を先頭に、すぐ後ろに准教授が並び、以下医局員がぞろぞろとせいぞろいで病棟を練り歩く。

そんなイメージでしょうか?少なくとも僕は学生の頃の臨床実習までそんなイメージでした(笑)

 ここでは、実際の教授回診に関してお話ししようと思います。

   

 

 

そもそも目的は何?

 教授回診の目的とは何でしょう?なぜあんなにぞろぞろ病棟を練り歩くのでしょうか。

 

基本的に教授は特別な場合を除いて、病棟の患者さんの診察記録や治療などを毎日カルテに記入し、看護師さんなどに指示したりはしません(中にはそのような方がおられるかもしれませんが)。

大学病院に限らず、一般的な病院の治療体系は、若手(診察・カルテ・処方他)と指導医(診察・若手の指導・病棟のやりくり)で診療を行っています。

 

若手はしっかりと患者さんと向き合って診察・診断しながら、指導医に教えてもらい、成長していきます。

指導医は若手の診断や治療、処方などが適切であるか一つ一つ確認しながら、時には訂正などを行います。そして病棟運営に関しても考えながら入退院の調整も行います。

 

教授回診とはこういった体系の中、診療科として正しい方向で患者さんを治療しているのか適切な診断・加療が行えているのか、科の責任者である教授が回診を行い、確認しているのです。

(指導医クラスでも誤った診断や治療等をしている場合があります。回診することで、より適切な医療を提供できるのです)

 

また、時には医学部の臨床実習生も同行することがあります。

大学は医療・教育・研究の三本柱です。ですから医学生の教育の一環として、教授が回診を学生に見せ、場合によっては学生に診察させることがあります。

(学生が実際に聴診器などで診察させていただくことで、教科書で勉強した知識への理解がより深まるからです)

 

患者さんの中には教授回診が不快と思われる方がいらっしゃると思います。

しかし、教授回診はこういった目的で行われているのです。

ぞろぞろ練り歩いているのも、みな自分の担当患者さんの状態を教授に説明するために、教授の後ろをついていっているのです。

 

誰がいるの?

では、だれがついて行っているのでしょうか。

 

基本的には教授以下の医局員全員研修医臨床実習生、そして場合によっては看護師さんや他の職種(技師さんやソーシャルワーカーさん)も同行することがあります。

 

人数の少ない診療科では、スタッフの数より臨床実習生の方が多いってこともあり得ます。

その場合、スタッフだけの回診となった時にはかなりさみしいものがあります(笑)

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実際の回診は?

実際の教授回診は教授の考え方によります。

あまり回診に時間をかけない教授の場合、指導医の診断と治療方針によほどの違和感がない限り、患者さん一人当たりの診察は数分で終わることがほとんどです。

この場合、病棟の患者さんの数次第ですが、回診自体は1~2時間程度だと思います。

 

そして回診をしっかり行う教授の場合は1日がかりで行う事もあります。

また、その場で学生や研修医への教育を行うこともあり、非常に時間のかかる回診である場合もあります。

 

ちなみに僕が今所属している診療科は平均的だと思います。

だいたい午前中に始まり、昼前には終わっています。

個人的な経験の中で一番早かった教授回診は、当時スタッフが少なく、病棟の患者さんも少なかった某科で、5分で終わりました(笑)

そして一番長かったものでは、朝9時~夕6時という恐ろしい回診がありました。教授が細かく病歴と現在の治療内容を確認し、一人ひとり時間をかけて丁寧に診察し、研修医・学生にその場で授業・指導をする回診でした。

学生の頃でしたが、この診療科は無理だと思った瞬間です(笑)

 

このように、教授回診の所要時間や内容は、まさに教授次第なんです。教授の性格なんかも影響していると思います。

 

終わりに

どうでしょう。なんとなくお分かりいただけましたか?

もし大学病院で教授回診を見る機会などあったら、どんな教授なのかお分かりいただけると思います。

そして今のところ教授が診療科の責任者である以上、教授回診は必要で、なくならないんじゃないかと思います。

 

 

何かありましたらいつでも是非コメントください。

それでは、また。  

 

 

救急外来の受診についての記事はこちら! 

外科系の診療科のイメージってこんな感じです! 

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