サッカーと焼酎と外科医と。

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外科医が手術中いつも注意している無菌と清潔操作って何なの?

 どうもDrアビです。医療ネタです!

今日は外科医の無菌に対する考え方を書いてみようと思います。

といっても訳分からないですよね。

無菌とは、外科医にとって手術中に常に注意しておかなくてはいけない事なのです。

 

  

むきん?

「無菌」

 読んで字のごとく、菌がいないことを指します。

僕たちの中では菌とは主に細菌・真菌・ウイルスのことを指します。

そして手術は無菌が非常に大切なんです。

 

「無菌」状態になる手技・「無菌」状態で行う手技は「清潔操作」と言われ、研修中に必ず身につけなければならないスキルのひとつです。

 

 感染等がある場合を除いて、皮膚・粘膜のバリアの中は、基本的に無菌状態です(消化器・呼吸器・泌尿器の一部を除いて)。

 僕たち外科医は一般的に、この皮膚・粘膜のバリアを切開して手術を行いますが、無菌状態の体内の中に菌が入り込むことを絶対的に嫌います

 そこは基本的に菌がいないはずの部位なので、一度菌が入り込むと非常にやっかいだからです(体の免疫系統が及びにくい部位なので、細菌を排除しにくいのです)。

 いわゆる術後感染もしくは創化膿症などと呼びます。

  

この菌が入り込んでしまう術後感染創化膿症は、術後ある一定の確率で起こります。外科処置である限り、避けられません。

どんなに消毒・どんなに抗生物質を点滴投与しても、皮膚切開線上の毛穴の奥底の細菌をゼロにすることは不可能です。そして皮膚切開すると、切開線から体内に細菌が入り込んでしまいます。その他にも、手術中には細菌が術野に入り込む危険は常にあります。

 「術後合併症※」とよばれるものの一種です。

 

※ 術後合併症とは、ある外科的診療行為等の後に、「一定の割合どうしても起こってしまう、避けられない」、診療等に起因する疾病等のことです。

どうしても起こる可能性をゼロにできないので、僕たちは外科手術の前にしっかり患者さんにこのことを説明します。

 中には説明不足で問題となることもありますが(全て任せてください!といった話のみの時など)、基本的にしっかりと理解してもらい、同意を得ることが必要です。

 術後合併症の他の話はまた後程。

 

 

実際の手術では 

無菌である部位に菌が入り込む可能性を極力抑えるため、外科医は手術前にはごしごしと手を洗い(最近は少しコンセプトが変わってきましたが)、

手・腕~体を無菌の手袋・ガウンで包みながら例のポーズで手術台に向かうのです。

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  そして皮膚・粘膜のバリアを「・・・メス!」で切開する前に

麻酔科の先生が抗生剤を投与して、極力細菌感染を抑える努力を行います。

  

当然手術台に向かう途中に体や手が部屋の壁や器具なんかにぶつかると、ぶつかった場所に細菌なんかが付着してしまうため、手洗いからやり直し(ガウン交換だけは不十分です。ガウンを脱ぐ際に洗った腕も無菌以外の場所に触れてしまうので)。

 

 なので麻酔科の研修中や医学生のころは、できるだけ執刀医・助手の先生から離れて手術見学をしていました(学生のころ、執刀医にぶつかった同級生がこっぴどく怒られていました。まあ術野に触れるよりはましですが(笑))。

  

僕たち外科医にとって、「無菌」とは手術を行う時にかならず意識していることなのです。

  

 

終わりに

どうでしょうか?少し難しかったでしょうか。

この無菌に対する考え方は内科医の先生も少し勘違いしていることがあります。

 

この無菌操作を知ってドラマなんかみると、

ありえんやろ~

って場面によく遭遇します(笑)。手術中に腹部CTのフィルムを手に取って確認したり。

 

もし現実にそんなことしようものなら、「あ゛ーー!!」って叫んじゃいますよね(笑)

まあ、ドラマはフィクションですし。

   

さて、次は何を書こうかな。

コメントなどお気軽にどうぞ! 

 

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