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外科系診療科のイメージ【外科医の視点】

 どうもDrアビです。

前回は僕の手術に対するイメージを書かせていただきました。

 

本日は、簡単に主な外科系診療科のイメージに関して書きたいと思います。

 こちらも賛否あると思います。一外科医のイメージとして受け取っていただけたらと思います。

 

 

 

腹部外科

外科と言えばこちら。一般外科ともいわれ、世間のイメージはほとんどこちらでしょう。

扱う疾患は消化器系の腫瘍の他、虫垂炎などの炎症性疾患もあります。

病院によっては抗がん剤投与も腹部外科入院で行うこともあるので、他科に比べると抗がん剤の知識も豊富な印象があります。

飲み会では勢いのある先生が多いです。

 

胸部外科

主に肺や食道、時折下記の心臓外科も含みます。

肺の手術は麻酔方法も多少異なるので、やや特殊なイメージです(換気法など)。また、肺切除後は腹部外科に比べると全身状態が不安定なことも多く、ICU(集中治療室)でもよく見かけます。ただ、緊急手術の割合はやや少ないかな、という印象です(当然病院で異なりますが)。

肺炎の患者さんを見ることが多いからか、抗生剤に詳しい先生が多かった気がします。

 

心臓外科

かなり大変な手術が多い診療科。手術自体が長時間なことが多いうえ、患者さんも術前・術後ともに状態が悪いことも多く、先生はいつも大変そうです。

また、緊急手術の緊急度はかなり高く、生死を分ける場面が他科よりも多い印象です。

反面、手術の数自体は他の診療科に比べて少ないです(もちろん病院によってはかなりの症例数があります)。

 

血管外科

こちらは一般外科もしくは心臓外科に含まれていることがあります。

末梢動脈や静脈の手術がメインの病院や、心臓のすぐ上の大血管がメインの病院があります。前者の先生はかなり細かい手術が上手で、出血コントロールが非常に上手です。後者メインの先生は、フットワークが軽く、緊急手術もばりばりされるイメージです。

 

整形外科

骨・靭帯・関節といったらこちらの先生方です。腰痛を外科的治療も含めてみることができる、とてもニーズの高い先生方です。

専門も膝・股関節・脊椎の他、外傷なんかも含んでいるようです。

ただ、がんをみる機会が少なく、ゆえに全身管理をする機会が少ないので、栄養・代謝・血行動態などの安定化はやや苦手な先生が多い印象です。

スポーツドクターには整形の先生が多いです。

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脳外科

非常に細かい手術が多く、スコープを見ながら頭蓋内腫瘍や脳動脈瘤のクリッピングをしている印象です。

また、頭部外傷による頭蓋内出血などの緊急手術も多い印象です。ですので、多くの病院では医師の数より明らかにニーズが多く、疲弊している先生が多いです。

術後もリハビリをしたりと、大変な診療科のひとつです。

 

内分泌外科

甲状腺腫瘍などの手術をメインにする診療科です。丁寧に手術をする先生が多いイメージがあります。

内分泌系の疾患は僕ら医師にとっても非常に難しいことが多く、そのためこちらの先生は知識が豊富な方が多い印象です。

ただ、手術自体の数は少ない気がします。

 

乳腺外科

最近注目されている科だと思います。早期発見の特に重要な分野ではないでしょうか。

手術に関してはここ20年で劇的に変化しました。以前は大胸筋という胸の筋肉から全て切除をしていましたが、温存手術も浸透し、手術方式がかなり変化した科だと思います。

こちらの先生もかなり丁寧な手術をされる先生が多い印象です。

 

泌尿器科

膀胱内の腫瘍の治療から、腎臓移植まで行う幅広い診療科というイメージです。

特に腎臓周囲の手術では、場合によっては心臓血管外科以上の出血量を出すことも多々あり、大変な手術のことが多いです(大血管が狭い範囲に密集しているため)。

反面、非常にフレンドリーな先生が多く、患者さんも話しやすいのではないかと思います。

 

産婦人科

主に専門は産科と婦人科に分かれます。

産科の先生は文字通り出産関連の診療が多いです。通常の分娩以外に、帝王切開などの外科手術も行います。緊急帝王切開は手術室が異様な緊張感に包まれる、かなりプレッシャーの高い手術です。常に疲弊していると思いますが、優しい先生が多い印象です。

婦人科の先生は一般外科と似て、腫瘍系の加療から炎症系の加療も行います。抗がん剤加療も多くしており、抗がん剤の副作用など、知識は非常に幅広いイメージがあります。

 

 

小児外科

血管外科や脳外科に勝るとも劣らない、細かい手術が多い印象です。さらに、子供の点滴とりや、縫合など、いろんなスキルを持っている先生が多いイメージです。

小児科-小児外科のパイプは、大人の内科-外科のパイプよりも強く、先生同士の意見交換をしっかりとしている印象があります。子供を相手にするためか、面白い先生が多いです。

 

皮膚科

皮疹から皮膚腫瘍まで、多くの疾患をみる診療科です。一目で疾患を当てることができる先生が多い印象です(当然生検など必要でしょうが)。

皮膚悪性腫瘍は加療が大変なことが多いですが、しっかりと対応している印象があります。

また、合併症・副作用関連の他、褥瘡関連で他科からの相談が多い科だと思います。

 

形成外科

近年ますます発展してきている美容形成外科の他、機能形成外科も含まれると思います。皮膚科の先生が行っているところも多いでしょう。

皮膚移植や筋皮弁といった機能を補う治療から、美容形成分野の手術まで幅は広いです。イメージですが、機能形成外科は男性医師、美容形成外科は女性医師が多い気がします。

 

耳鼻咽喉科

耳・鼻・喉といった脳以外の頭部を幅広く加療する診療科です。こちらの悪性疾患の予後は悪いものが多い印象で、大変そうですが、その反面一般疾患も多く、中耳炎や咽頭炎といった風邪症状もみることのできるイメージです。

外科手術は細かい・大変な手技が多く、多岐にわたります。

特に大きい手術では長時間のうえ、術後はICUで重症管理されている印象が強いです。

 

眼科

手術としては非常に細かい手術が多い印象ですが、それよりも多い所では1日10-20件ほど手術をするような、非常に回転の速いイメージです。

また、レーザー治療なども行い、日帰り手術も多くしている診療科です。

先生は優しい先生が多いイメージです。

 

救急外傷外科

多少特殊な診療科です。一般外科として働いている先生が緊急時に外傷手術を行うところも多いです。

こちらの診療科の先生はなによりスピード命で手術をされる先生がおおく、また術中も視野が広いです。また緊急手術が多い診療科ですので、緊急時慣れしている先生が多く、急患対応も上手な先生が多いです。

 

 

どうですか?

当然病院によって変わりますので一概には言えませんが、外科医である僕の主な外科診療科はこんなイメージです。

 

このイメージをもってドラマなんかを見ると、意外と当てはまることが多いですよ

 

 

次回は 医師としての(人としての?)自分の弱点に関してです。

 前回の記事は手術の目的に関してでした!

 僕の自己紹介はこちらからどうぞ!

 

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